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事業実績

古田工業の事業実績をご紹介します。

トンネル工事 

神流川導水路【群馬県】H.15年1月~H.15年12月

平成15年~平成15年

群馬県

トンネル新設基盤処理工事

 

神流川発電所 神流川発電所 神流川発電所2

神流川(かんながわ)導水路は長野県側の上池の南相木ダム湖と群馬県側の下池の上野ダム湖との間で揚水発電を行う、2県2水系にまたがる大規模な純揚水式発電所内の水路である。上池である南相木ダム湖に貯められた水を、4km先まで地下導水路トンネルを経由して発電所に至る。導水路のうち発電所側1.4km部分は48度という急傾斜の水圧管路である。 水圧管路はトンネルボーリングマシンによって下側(発電所側)より掘削された。 内壁はコンクリートで覆われ、一部は高張力鋼で補強されている。

発電所には最終的には6台の水車発電機が配置される予定で、そのいずれも発電電動機とポンプ水車によって構成された、揚水運転可能な可逆式揚水機である。

発生した電力は変圧器によって50万Vに昇圧され、東京電力の送電線 神流川線 を通じて首都圏に向け送電される。

水は発電所で使用したのち、放水路トンネルを通じて2.4km先の下池・上野ダム湖に放流される。 揚水時の水の流れはこれとまったく逆の向きとなる。